森脇監督も驚きの爆勝8強 “うずしお打線”21安打17点

[ 2013年8月17日 16:11 ]

<鳴門・常葉学園菊川>1回2死満塁、日下が先制の2点中前打を放つ。捕手松木

第95回全国高校野球選手権大会3回戦 鳴門17―1常葉学園菊川

(8月17日 甲子園)
 打ち始めたら止まらない!鳴門の“うずしお打線”が21安打17点の猛攻で63年ぶりの8強入りを決めた。

 1回戦の星稜(石川)戦で7回に8点、2回戦の修徳(東東京)戦では延長10回サヨナラ勝ちと、終盤に集中力を発揮してきたが、この日は序盤から爆発した。

 初回に敵失で得たチャンスに連打が出て3点を奪うと、4回は打者10人の猛攻で一挙5点。5回に3点、6回にも1点を加え、8回はまたも打者一巡猛攻で5点と、つないで、つないで得点を重ねた。

 「ちょっとびっくりしています。出来過ぎというか、ここまで打って、抑えられるようなチームではないので…」と森脇監督も驚く大勝。それでも21安打のうち長打は3本だけと、持ち味が発揮できたことについては「普段からセンター中心のバッティングを心がけてきた。それが大舞台でできていることは評価したい」と表情を緩めた。

 先発メンバーで唯一、ヒットがなかった板東は「ボクが打てば先発全員安打なのは知っていたので打てなくて残念」と振り返ったが、4安打1失点完投とピッチングで貢献。「(大量リードで)余裕もあったので自分の投球ができた」と胸を張った。

 63年ぶりの準々決勝進出も最終目標ではない。板東は「スタミナは大丈夫。次もボクが1人で投げ抜きたい」と、済美・安楽を攻略した花巻東(岩手)との対戦に目を向けていた。

続きを表示

この記事のフォト

2013年8月17日のニュース