2年生右腕が大阪桐蔭の連覇阻止 馬淵監督「リベンジできました」

[ 2013年8月17日 13:30 ]

完投で大阪桐蔭を破り準々決勝進出を決め、喜ぶ岸(左)と馬場の明徳義塾バッテリー

第95回全国高校野球選手権大会3回戦 明徳義塾5―1大阪桐蔭

(8月17日 甲子園)
 明徳義塾は昨夏の甲子園準決勝で0―4と敗れた大阪桐蔭にリベンジの勝利となった。

 馬淵監督は「もし当たれるなら大阪桐蔭とやりたいと冗談で選手には言っていたが、去年のリベンジができました」と満足そうに笑った。

 初回、大阪桐蔭の1番・峯本に左中間を破られ、ランニング本塁打であっという間に先制点を失った。だが、試合前から「2点に抑える」と言っていた2年生右腕は「2点に抑えると言っていたので、それが1点取られても余裕になった」と振り返る。8安打を浴びながら9回1失点。「強打線を1点に抑えたのは自信になる。大阪桐蔭は1番から9番まで気を抜くことができない打線だったが、去年のリベンジができました」。

 5―1で迎えた8回2死二塁で打席に1回戦の日本文理戦で2本塁打した3番・森友哉を迎えたが、伝令役の選手から「点差はある。本塁打されても5―3。思い切って投げろ」という馬淵監督の指示を受け、二塁へのゴロに仕留めた。プロ注目の打者に長打を許さず、単打2本に抑えたことが大きかった。

 大阪桐蔭の連覇を阻止し、これで2年連続のベスト8進出。馬淵監督は「うちは守って少ないチャンスをものにした。甲子園で2試合そういう試合ができているのがうれしい」と静かに喜びをかみしめた。

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