内野5人にじぇじぇじぇ!花巻東・千葉、それでも5打数3安打

[ 2013年8月17日 11:16 ]

<済美・花巻東>1回、打者千葉のとき、済美の中堅手が三遊間で守備に就き、内野を5人で守る

第95回全国高校野球選手権大会3回戦 花巻東―済美

(8月17日 甲子園)
 じぇじぇじぇ、内野が5人!?初回1死から花巻東の2番・千葉が打席に向かうと、済美の中堅手が内野へ向かって走る。三遊間の前方に入る内野5人シフト、上甲監督が予告していた奇策だったが、千葉は二遊間を破る“右前打”で出塁。これが先制点の口火となった。

 第2打席は三振、第3打席は三ゴロに倒れた千葉だが、佐々木監督に「引っ張ってライトに大きいのを打って来い」とゲキを飛ばされた7回の第4打席では右越え三塁打。延長10回の第5打席は済美もシフトを敷けず、中前打で出塁して勝ち越しのホームを踏んだ。

 昨年まで在籍した大谷(日本ハム)と練習で対戦したことがある千葉は「スピードボールには慣れている」と自信を持っており、済美に警戒されながら5打数3安打の活躍し、155キロ右腕・安楽の攻略に大きく貢献。佐々木監督も「千葉がよく頑張ってくれました」と身長1メートル56の小さな2番打者を称えていた。

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