イチロー 続く“不可解”先発漏れ 左腕得意なのに…6戦連続

[ 2013年8月17日 06:00 ]

<ヤンキース・エンゼルス>ベンチで出番に備えるヤンキースのイチロー

ア・リーグ ヤンキース4―8エンゼルス

(8月15日 ニューヨーク)
 ヤンキースのイチローが15日(日本時間16日)、エンゼルス戦の9回に代打で出場。コーンの速球に押され三飛に終わり、日米通算4000安打まで残り6本としてから、3日連続で足踏みとなった。

 2カード連続で勝ち越したジョー・ジラルディ監督は「我々にとって重要な戦いが続く。打線は良くなってきている」と、4連戦で計31得点の打線に手応えを得た。しかしイチローは、これで対左腕先発試合で6試合連続で先発漏れ。元来、左腕を苦にしておらず、今季は通算打率・275の一方で、対左腕は同・352(125打数44安打)と好成績を残している。左打者ではア・リーグ1位だが、この数字が考慮されない起用法が続き、打撃の調子の維持が難しくなっているのが現状だ。

 常々「選手全員を起用し、休みも均等に与えたい」と話すジラルディ監督だけに、左腕ドゥブロンが相手となる16日(日本時間17日)のレッドソックス戦も、先発を外れる可能性がある。この起用法を乗り越えなければ、大台達成は見えてこない。

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2013年8月17日のニュース