ソフトB松田が混戦に弾!熱闘4時間36分制した

[ 2013年8月14日 06:00 ]

<西・ソ>8回2死三塁、右越えに2ランを放ち、ベンチの祝福を受ける松田

パ・リーグ ソフトバンク9-5西武

(8月13日 西武D)
 これが4番の仕事だ。ソフトバンクの松田宣浩内野手(30)が13日の西武戦で、同点の8回に決勝16号2ランを放った。序盤に5点をリードしながら、先発の寺原隼人投手(29)が右膝違和感を訴え、3回途中で降板。そんな苦しい展開の中で、最近17試合で8本塁打と好調をキープする主砲のバットが試合を決めた。チームは再び貯金2とし、3位・西武に1ゲーム差と詰め寄った。

 バットを放り投げ、白球の行方をしっかりと目で追った。至福の時間。右翼席で弾むのを確認すると松田は一塁ベースを回ったところで右手を突き上げた。同点で迎えた8回2死三塁。西武の5番手・増田がフルカウントから投じた143キロの外角高め直球を、まるで踏み込んで右方向へ引っ張ったような打球だった。

 「打った瞬間にいったと思いました。逆方向へは京セラでも打っているし、練習でも届いていましたから。きょうのような試合は勝つのと負けるのとでは大きな違い。いいところで打てて良かった」

 2試合ぶりの16号決勝2ラン。予感はあった。マウンドにいたのは、3日にヤフオクドームで逆転2ランを放った増田。しかも、同じ8回だ。「あのときのことを思い出しました。ボールの軌道は分かっていたし、ファウル、ファウルで軌道が分かり、タイミングもあっていた」

 嫌な試合展開を払拭(ふっしょく)する一発となった。初回に内川が左翼線へ先制二塁打。2回には1死満塁から涌井が投ゴロを本塁悪送球する幸運なプレーもあって4点を加えた。楽勝と思われた。ところが、先発の寺原が打ち込まれ、さらに3回途中で右膝の違和感を訴えて緊急降板。中1日で後を受けた2番手・岩崎も耐えきれず、あっという間に5点リードを追いつかれた。その後はチャンスを生かし切れず、7回まで無得点が続いていた。

 そんな不穏な雰囲気を、松田が打破した。ここに来て本塁打ペースを一気に上げてきた。17試合で8本目。16号はラヘア、内川を抜き、チームでは単独トップとなった。藤井打撃コーチは「バットのヘッドの掛かりが良くなった。右方向へも強く叩けるようになっている」とさらなる量産を予言した。

 負ければ、7月30日以来、貯金0となる大ピンチ。CS圏内を争う3位・西武に3差に広げられるところだっただけに秋山監督も「マッチの一発が大きかったな」とホッとした表情。しかし、「5点ももらって、こんな展開になるとは思わなかったよ」と、こちらも本音だった。残り43試合。これからは勝たなくてはならない試合が続く。

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