黒田 4年連続11勝 防御率リーグトップ肉薄も「失うものない」

[ 2013年8月14日 06:00 ]

<ヤンキース・エンゼルス>8回を無失点で投げ終えベンチに戻るヤンキース・黒田

ア・リーグ ヤンキース2―1エンゼルス

(8月12日 ニューヨーク)
 ヤンキースの黒田博樹投手(38)が12日(日本時間13日)、エンゼルス戦に先発し、8回3安打無失点で11勝目を挙げた。

 8回2死から最後の打者となったコンガーに対し、107球目にしてこの日最速の94マイル(約151キロ)を計測。こん身の力勝負で遊飛に仕留め「怖いものがないというか、別に失うものはない。常に最後。肩が飛んでもいい。それができるのが僕の強み」と熱く語った。

 7月1日以降は両リーグトップの防御率0・94と、メジャー屈指の安定感を誇る。今季は打線の援護に恵まれず、6回までわずか1点だったが「いつものように大量点はなかったので」と笑わせたように、動じなかった。低めに球を集め、エンゼルス打線に許した安打はわずかに3本。これで51イニング連続で本塁打を許しておらず、防御率はリーグトップのヘルナンデス(マリナーズ)に0・05差と肉薄した。

 4年連続の11勝目。緻密な研究と相手を上回る推察力が結果につながっている。黒田は「これだけ(何年も)投げていれば相手にもデータがいっている。データ通りに投げれば自分がやられる」と情報を逆手に使った。定着した「黒田=シンカー」というイメージを利用。序盤でシンカーを意識させ勝負どころでは他の球種を続けた。一打同点の7回無死一塁では、ハミルトンにスプリットを3球続け二ゴロ併殺。「一番苦しい場面。ゲッツーをとれたのは大きかった」と満足げだった。

 これでチームは1カ月ぶりに連勝。地区首位のレッドソックスとは9・5ゲーム差あるが「目の前の試合を勝っていくしかない」。黒田なら何とかしてくれる。チームには確実にそんな信頼が生まれている。

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