2番手左腕が粘投!延岡学園、逆転勝利 重本監督「一番は横瀬」

[ 2013年8月12日 16:57 ]

<自由ヶ丘・延岡学園>田中(左)とハイタッチをする延岡学園・横瀬

第95回全国高校野球選手権大会2回戦 延岡学園4―2自由ヶ丘

(8月12日 甲子園)
 先制され、追いつき、勝ちこされ、そして逆転しての甲子園1勝。自由ケ丘との“九州対決”を制した延岡学園の重本監督は勝因を聞かれ、「追いつけたことと、一番は横瀬だと思います」と4回から2番手で登板して最後まで投げ切った左腕を称えた。

 3回に守備が乱れて先制点を許し、同点に追いついた直後の4回の守り。先発・奈須が先頭打者に二塁打され、犠打野選で無死一、三塁となると、重本監督はすかさず横瀬をマウンドに送り出した。「これ以上いくと厳しくなるなと思ってスイッチした。横瀬も走者がいた方が気持ちが入る子なので、ちょうど良かったと思う。よく投げてくれました」。本盗で1点は失ったものの、その後は無失点。逆転勝利へとつなげた。

 5回に勝ち越しの左越え二塁打、7回に貴重な追加点となる左前適時打と2打点の活躍を見せた5番・浜田は「とてもうれしい」と満面の笑み。「序盤は自分の打撃が出来なかったので、何とか自分の打撃をしようと思った」とタイムリー2本を振り返った。

 初戦突破。だが、重本監督は「安打の本数の割に点数が取れていない。次への課題にしたい。打撃は強引にいってミスしたり、甘い球を見逃した。そこを修正したい」と冷静だ。春夏を通じてまだ優勝がない宮崎代表。悲願達成に向け、まずは好スタートを切った。

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