西脇工 明石以来兵庫県勢の公立校29年ぶり勝利

[ 2013年8月12日 06:00 ]

<西脇工・石見智翠館>1回裏2死三塁、村上は左翼線に逆転適時2点二塁打を放ち一塁を回る

第95回全国高校野球選手権1回戦 西脇工4―1石見智翠館

(8月11日 甲子園)
 上田西の先発・浦野が突如崩れた。4回まで無安打。ところが、5回1死から連続四球を与えてリズムを乱し集中打を浴びた。

 全国高校駅伝で歴代最多8度の優勝を誇る陸上の名門校・西脇工が初出場初勝利。兵庫の公立校が夏の甲子園で白星を挙げたのは84年の明石以来29年ぶりだ。1点を先制された初回、地元の大声援を受け、5番の村上が逆転の左翼線2点二塁打。1メートル62とベンチ入りメンバーで一番身長は低いが「体のでかさは関係ない。小さくてもできることはある」と言い、1失点完投したエース翁田(おうた)は「公立でも夏の結果を出せるというのは示せた」と胸を張った。前日、宿舎に西脇市出身の歌手・トータス松本から「祝!甲子園!ガッツだぜ!!西脇工業」と書かれた色紙が届いた。ガッツを出した。

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2013年8月12日のニュース