沖縄尚学2年生コンビで突破 山城好救援&赤嶺4安打

[ 2013年8月12日 06:00 ]

<沖縄尚学・福知山成美>8回裏2死、一、三塁、赤嶺が右前に適時打を放つ

第95回全国高校野球選手権1回戦 沖縄尚学8―7福知山成美

(8月11日 甲子園)
 背番号12の秘密兵器が沖縄尚学を救った。甲子園出場の原動力となった宇良と比嘉が6回までに計5失点。沖縄大会での登板がわずか1イニングだった2年生右腕・山城が7回から登板し、「高めに浮いた球を振ってくれたし、自信のある外角直球が要所で決まってくれた」と勝利を呼び込んだ。

 7回1死満塁では08年センバツ優勝投手で、昨秋に母校で教育実習を行った東浜(ソフトバンク)から教わったツーシームと直球で連続三振。「1点もやらないつもりで三振を狙った」。3点リードの9回に2死から3連打を浴びて1点差に迫られたが、最後は見逃し三振。敦賀気比に初戦で大敗した今春甲子園はアルプス席で応援していた右腕だが、比嘉公也監督は「(継投の)最後は球に力のある山城と決めていた」と信頼する。打っても背番号17の5番・赤嶺が4安打1打点。投打で2年生が活躍し、8年ぶりの夏勝利を飾った。

続きを表示

2013年8月12日のニュース