村田サマ~ 夏男だ3安打 8月も止まらない追撃砲&同点打

[ 2013年8月4日 06:00 ]

<巨・神>2回無死、右越えソロ本塁打を放った村田(右)は杉内とハイタッチで喜び合う

セ・リーグ 巨人4-3阪神

(8月3日 東京D)
 相手エースを攻略したもう一人の立役者は、巨人の村田だった。2点を追う2回先頭で「なかなか甘いところには来ない。積極的にいこう」と2ボールからファーストストライクをフルスイング。昨季13打数3安打と打ちあぐねた能見の真ん中低め139キロ直球を捉えた。

 「積極的にいった結果。あっち(右翼)方向にああいう打球が飛ぶのは調子がいいとき」。右翼席へ飛び込む14号ソロ。最近7試合で3発目のアーチで勢いづけた。

 食らいついたのもまた、村田だ。勝ち越された直後の6回。1死から坂本、阿部の連打で一、二塁の好機をつかんだ。ここでも「チャンスで回ってきても積極的にいくのが自分の取りえ」と1ボールから左翼線へ同点の適時二塁打。すぐに試合を振り出しに戻した。

 二塁ベース上ではガッツポーズ後、一塁ベンチに向けて右足付け根付近に右拳を当てて笑顔を見せた。これは好調時の村田が打席に入る前に行うしぐさ。7月は打率・406、4本塁打、20打点と打ちまくった。「無意識のうちにやっている」と苦笑いを浮かべるが、最近では坂本らがまねをするなど、ベンチの盛り上げに一役買っている。

 8回にも1死一塁から右前打で猛打賞。阿部の後ろに座る5番として、原監督に「非常に大きい。状態がいいし、勝負強い。もう一人くらい村田がいるといいんですけど」とまで言わしめた。「状態もいいし、内容もいい」と村田。打線の核として8月も打ちまくる。

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2013年8月4日のニュース