厳しい姿勢で臨んだ近大「まだ4年しか経過していない」

[ 2013年8月2日 19:03 ]

 野球部員一人の窃盗容疑での逮捕が、秋のリーグ戦辞退につながった。近大では2009年にボクシング部員が強盗事件を起こし、同部はいったん廃部となった。大学側は「(ボクシング部の不祥事から)まだ4年しか経過していない。(逮捕は)社会的にも影響が大きく、強く、重く受け止めた」と厳しい姿勢で臨んだ理由を説明した。

 近大野球部が所属する関西学生野球連盟の関係者は「ボクシング部のこともあったのだろう」と推察しながら「新人研修などもやってきた中で、またこんなことが起きるとは。誠に遺憾としか…」と頭を抱えた。

 1982年に新リーグが始まって以降、出場辞退が出るのは09年に複数の部員が逮捕された関大以来で2度目。関大の活動再開後に就任し、立て直しに尽力してきた藤田透監督は「他人ごとではなく、大変残念」とした上で、関大の部員に「もう一度原点に返って見つめ直すよう指示したい」と話した。

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2013年8月2日のニュース