雄星　凱旋飾れず…４回４失点ＫＯ　３００人大応援団来たのに

＜楽・西＞４回に４失点した菊池。またも岩手凱旋登板を白星で飾ることができなかった

パ・リーグ 西武４－９楽天

（7月30日 盛岡）
　地元・岩手で２年ぶりに登板した西武の菊池が、４回４失点で降板。渡辺監督の言葉は厳しかった。

　「問題外。魂が入っていない。（プロ初黒星を喫した）２年前より悪かった」。菊池も「そう見られても仕方がない内容」と唇をかんだ。

　疲労も考慮され、中１７日でのマウンド。花巻東時代から慣れ親しんだ岩手県営野球場では、１１年８月３１日の楽天戦以来となる凱旋登板だった。しかし４回、島内に１３８キロの直球を３ランされた。無駄な動きを減らすため、昨年までのノーワインドアップで臨んだが、捕手の炭谷も「全然（ボールが）来ていなかった」と首をひねった。スタンドでは父・雄治さん（５３）ら約３００人の大応援団が声援。自身に黒星こそ付かなかったが、菊池は「感覚は悪くなかったけど…。残念。もう一度真っすぐを磨かないと」と悔しがった。

　▼西武・石井（今季初登板で１回を２奪三振無失点）とりあえず１点差のまま試合を進めたいと思った。僕は与えられたところでしっかりと頑張っていくだけ。