瀬戸内 再試合制し13年ぶりV!エース山岡 決勝2試合完封

[ 2013年7月31日 06:00 ]

<瀬戸内・広島新庄>新庄打線相手に5安打無失点完封勝利の瀬戸内・山岡

広島県大会決勝 瀬戸内1―0新庄

(7月30日 尾道市びんご運動公園)
 第95回全国高校野球選手権大会(8月8日から15日間、甲子園)の地方大会は30日、3大会で決勝が行われた。広島大会では28日に延長15回引き分け再試合となった一戦で、瀬戸内が新庄を1―0で破り、13年ぶり2度目の出場を果たした。
【広島県大会の結果 地方大会日程と結果】

 延長15回0―0の再試合は、1―0で決着がついた。瀬戸内はエース山岡が、地方大会決勝では史上初となる2試合連続無失点の好投で、チームを13年ぶりの甲子園へと導いた。

 「どうせなら、もう一回、再試合をしてもいいなと考えていました」

 下級生時からのライバル、新庄・田口との意地の応酬が最高に楽しかった。163球で1安打15三振に抑えた1戦目から中1日。奪三振は6止まりで、得点圏に走者を4度も背負ったが「走り込みでスタミナは自信があった」と130球を投げ抜いた。8回には女房役の大町が貴重な決勝打を放ち、1点をプレゼントしてくれた。

 「どうしても監督を甲子園に連れていきたかった」。入学時、合宿所の食事を小川成海監督自らが作ることにビックリした。3年間、深夜に朝食の用意をする物音を聞いてきた。好きなメニューは「炊き込みごはん」。再試合前夜の食卓には、その好物が並んだ。疲れなど、吹っ飛んだ。

 「夢見心地です」と小川監督。広島工、高陽東を率いて甲子園通算12勝も、高陽東で春夏連続出場した96年以降は全国が遠かった。03年夏の広島大会では体罰を理由にベンチ入りできず、広陵に敗れた決勝はスタンドから見ていた。野球では無名の呉昭和への赴任を経て10年から瀬戸内へ。チームカラーを青から赤に変え、選手を鍛え上げた。「手塩にかけ、いいあんばいになった」という自慢のエースで、道が開けた。

 激闘を制した山岡は甲子園へ向けて「いつも以上に楽しんで投げたい」と話した。その顔には田口の分も…と書いてあった。

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