彦根東 悲願の夏切符!1894年創部以来初めて

[ 2013年7月30日 06:00 ]

<彦根東・近江兄弟社>夏の甲子園出場を決め平尾(中央)を中心に喜ぶ彦根東ナイン

滋賀決勝 彦根東3―1近江兄弟社

(7月29日 皇子山)
 彦根東の平尾が1失点完投で、1894年創部のチームを夏の甲子園初出場へ導いた。

 一時中断になるほどの激しい雨が降る中、熱投したエースは「長い歴史の中で初。僕たちの代が切り開けたのはうれしい」と喜んだ。初回に先制を許したが、2回に自らの内野安打で同点に。失点してから「逆に吹っ切れた」と立ち直り、終盤は雨の影響で変化球の制球が定まらないため、真っすぐで押し続けた。左腕は「打たせて取って優勝につながって良かった。甲子園では一球一球魂を込めてできることをしたい」と話した。就任3年目の村中隆之監督も「凄い試合。最後は気力の勝負だった」と感無量の面持ちで振り返った。

 ◆彦根東(滋賀)彦根藩「稽古館」の流れをくむ県内有数の県立進学校。

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2013年7月30日のニュース