夏の甲子園開会式に被災地球児招待 来月8日、始球式も

[ 2013年7月29日 19:23 ]

第95回全国高校野球選手権大会の開会式に招待された(左から)入場行進先導役の福島県立福島東高3年の今泉翔太さん、始球式で捕手役の宮城県石巻商業高3年の今野克哉さん、投手役の岩手県立宮古北高3年の山本将大さん

 日本高野連は29日、兵庫県西宮市の甲子園球場で8月8日に開幕する第95回全国高校野球選手権大会の始球式と開会式に、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島各県から球児計3人を招待すると発表した。3人はそれぞれ地元で記者会見し「全国からの支援に恩返しをしたい」と意気込みを語った。

 始球式で投手を務める岩手県立宮古北高3年の山本将大さん(18)は、約110キロ離れた同県立西和賀高との連合チームで県大会に出場したが、初戦で敗れた。

 震災で祖父佐宏さん=当時(81)=を亡くし、現在は仮設住宅で両親や祖母、弟と暮らす。「たくさんの支援に感謝の気持ちを持って投げたい」。ポケットに祖父の写真を入れて、小さいころからの憧れの舞台に立つ。

 捕手として始球式に臨む宮城県石巻商業高3年今野克哉さん(17)は、積み上がったがれきのそばで、マスクを着けて練習を続けた。「震災直後は野球ができるか不安だったが、全国からグローブやバットなどの支援を受けた。プレーで恩返しがしたい」と話した。

 入場行進の先導役に選ばれた福島県立福島東高3年今泉翔太さん(17)は同県浪江町出身。東京電力福島第1原発事故の影響で避難し、福島市にある福島東高で、3番遊撃手としてチームを引っ張ってきた。「胸を張って行進することで、被災しても立ち直ることができると伝えたい」と語った。

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