浦和学院 新記録16点 春夏連覇へ21連勝 徹底した逆方向狙い

[ 2013年7月29日 06:00 ]

優勝を果たし、校歌を歌い終えた浦和学院ナインは応援団のもとへ走る 

埼玉大会決勝 浦和学院16―1川越東

(7月28日 県営大宮)
 第95回全国高校野球選手権大会(8月8日から15日間、甲子園)の地方大会は28日、16大会で23試合が行われた。埼玉大会では今春センバツ優勝校の浦和学院が、川越東を16―1の大差で破り2年連続12度目の出場を決めた。

 誰ひとり喜びを表現しなかった。浦和学院の2年生エース・小島が最後の打者を二ゴロに仕留めても、ナインは淡々と整列。そこにはセンバツ王者の風格が漂っていた。

 「(プレッシャーが)計り知れなかった。これからが本番。春勝って、夏勝てるほど甘くない」と森士(おさむ)監督。センバツから続く公式戦の連勝を21に伸ばしての甲子園切符にも慢心はなかった。

 3、8回にいずれも打者一巡の猛攻で6点ずつを奪った。全員安打の全員得点で埼玉大会の決勝では、史上最多となる16得点。その攻撃力の秘けつは「逆打ち」にある。指揮官が「試合前にシミュレーションをして徹底した」と話した通り、18安打のうち10本が逆方向。適時打は8本中5本が逆方向だった。

 埼玉大会開幕の2週間前から、ナインは7番アイアンでゴルフボールを強振する練習をしてきた。3回無死満塁から左前に2点適時打した左打者の6番・斎藤は、毎朝1時間、200球を打ち込んだ。「ゴルフは止まっている球を正面で打つ。右脇が開くと球が飛ばない。それを野球に置き換えた」と外角の直球を体の正面まで引きつけ、しっかりと逆方向に打ち返した。

 今春センバツで3戦連続本塁打を放った4番・高田も、3回に外角直球を逆方向の右前にはじき返し「体の正面で打つことを意識できた」と効果を口にした。今大会チーム打率・319の猛打で県勢初の4季連続甲子園を決めた。山根主将は「必ず埼玉で初めての(夏の)優勝旗を持って帰ります」と宣言した。春からさらに進化した「逆打ちの浦学」。喜ぶのは、史上8校目の春夏連覇を成し遂げたときと決めている。

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