阪神 まさかの4連敗…“深刻”4番マートン不振 守乱も

[ 2013年7月29日 06:00 ]

<神・D>4回1死、遊ゴロに倒れたマートン(左)はベンチに戻ってバットを見つめる

セ・リーグ 阪神0-10DeNA

(7月28日 甲子園)
 ため息しか出ない。夏休み最初の日曜日。野球好きの少年少女もたくさん甲子園へ詰めかけたが、猛虎の現実はどこまでも暗かった。投打に何一つ良いところがなく、0―10での完敗。試合後、会見場に現れた阪神・和田監督の表情は、こわばったままだった。

 「我々にとって屈辱以外の何物でもない。この3日間、超満員だったが、途中で席を立つようなゲームをやってしまった。こんな展開になって申し訳ないです」

 虎党の期待を裏切ったことに、謝罪の言葉を並べた。DeNA相手に、まさかの3連敗。その要因となったのが、4番マートンの打撃不振だ。

 「昨日、一昨日の負けが今日(28日)に生かせていないのが悔しい」

 指揮官もターニングポイントの一つに挙げたのが、初回だった。1死から大和、鳥谷が連打して一、二塁。先制のチャンスだったが、マートンは中直に倒れた。1、2戦目も初回の好機でいずれもマートンが併殺。この日も結局、無得点に終わり、その後は防戦一方になってしまった。試合後のマートンは険しい顔つきで無言。後半戦5試合で17打数1安打では、それも無理はなかった。

 「打つだけじゃなく、この3連戦に関しては守りであったり、バッテリー間のところもそうだし、いろんなところでミスというか記録に出ないミスもあった」

 もちろん、マートン1人の責任ではない。和田監督が語ったように、守りでも精彩を欠いた。5回にはバントを処理した三塁手・新井良が一塁へ悪送球。8回にも右翼手・今成が右翼線の飛球をグラブに当てて落とし(記録は二塁打)、2者の生還を許した。

 「0―10の最終回、スタンドがあれだけ声援を送ってくれる。それにどう応えていくか」

 最後はそう言って、指揮官は前を向いた。屈辱の4連敗から、どう這(は)い上がっていくのか。大敗の危機感からか、29日の投手指名練習が、急きょ投手、野手の指名練習に変わった。今季、最大のピンチ。虎の地力、真価がいま試されようとしている。

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