ジョーンズ 日米2000安打「アメリカには戻らない覚悟」

[ 2013年7月29日 06:00 ]

<楽・ロ>8回2死、中前打を放ち日米通算2000本安打を達成したジョーンズ

パ・リーグ 楽天5-4ロッテ

(7月28日 Kスタ宮城)
 楽天・ジョーンズがほほ笑むと、可愛らしい子供のような顔になる。8回2死。そんな笑顔とは対照的な強烈すぎる打球が、中前へと抜けた。メジャー1933安打、そして異国の地で67安打。計2000本の節目に到達した。主将の松井から花束贈呈。「A・J」は目を細めてニッコリと笑った。

 「早く仙台のファンの前で打ちたいと思っていた。感無量だよ」。自身の安打をきっかけにチームは勝ち越した。0―4から試合をひっくり返した。ロッテ戦は全て逆転で同一カード3連勝。逆転勝ち22度目もリーグ最多だ。粘る。諦めない。ジョーンズは「楽天は今、素晴らしい野球をしている。誇りに思う」と「勝利」を喜んだ。

 日本球界に骨を埋める。「勝者のメンタリティー」の伝道者になる――。そんな決意を胸に、ジョーンズは来日した。

 「日本に来ると決めた時から、アメリカには戻らない覚悟だった」。ブレーブス時代は96年から10年連続地区優勝を経験。勝利が義務づけられた集団の中で「僕には勝者のあるべき姿が身に付いた」という。貴重な経験を創設9年目の球団に、ナインに伝えたい。契約は今季の1年間だけだが「チームの成長の助けになりたい。楽天は若い選手が多い。僕の経験を教えられれば常勝球団になれる」。それが自身の使命だと信じている。

 「目標をみんなで共有している。きょうも、2月の久米島キャンプ初日のことをふと思い出したんだ」。全体ミーティング。星野監督の号令は「今年は優勝するぞ!」だった。球団史上最多の貯金15と首位を快走。「勝つことへの執念、情熱…。今、特別なものが動いている。そんな気がするんだ」。常に前向きに、明るくプレーする優勝請負人。A・Jは、特別な予感を肌で感じ取っている。

 ▼楽天・立花陽三球団社長 去年の12月のウインターミーティングで僕自身が彼とダイレクトに交渉した。野球が大好きで本当に紳士。来年の契約の話はまだこれからだけど彼が(ずっと日本にいたいと)そう言ってくれるのはありがたいこと。

 ▼楽天・松井(自身も日米通算2000安打を達成。花束を贈呈し)メジャー時代も対戦しているけれど、走攻守とそろっている凄い選手。本当におめでとう、と言いたい。

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