温厚な森脇監督が…人生初退場 李大浩とダブルに「守れなくて申し訳ない」

[ 2013年7月29日 06:00 ]

<西・オ>6回1死、李大浩に退場を宣告した西本球審(右)につかみかかる森脇監督

パ・リーグ オリックス0-7西武

(7月28日 西武D)
 普段は冷静で温厚な指揮官が珍しく激高した。闘将さながらの乱闘シーン。オリックスが0―6とリードを許していた6回、衝撃の退場劇が起こった。

 1死無走者で打席には李大浩(イ・デホ)。1ボール2ストライクからの4球目、岸のカーブに空振り三振となったが、李大浩はバットに当たったと主張。これに森脇監督が抗議に出た。約3分ほど西本欣司球審と話し合ったが、結局、主張は認められず、ベンチに戻ろうとした矢先だった。

 李大浩が自らの目を指さし、“ちゃんと見てくれ”とジェスチャーしたことが侮辱行為となり退場。その宣告に激高した森脇監督が西本球審の胸を突き飛ばす暴力行為で退場。コーチ陣が止めに入るのもお構いなく、その後も同球審に突っ掛かった。オリックスで2人が退場となるのは、07年7月17日のロッテ戦以来(ローズ、ディーバス打撃コーチ)。指揮官と主砲が同時退場となる大荒れの試合になった。

 現役時代も含め、人生初退場となった森脇監督は、試合後は冷静さを取り戻し「私の役目は勝つことと選手を守ること。李大浩が退場になり、守れなくて申し訳ない。ぼくの退場より、李大浩の退場が残念だ」と説明した。勝てば、6月11日以来の勝率5割復帰。選手も燃えていたが、指揮官の闘志も負けていなかった。来日して初退場の李大浩は「きょうは何も話すことはありません」とだけ口にした。

 後半戦開幕に際して、森脇監督は「ここまで5割近くにいるが、うちは残りの試合を5割でいくわけにはいかない。じわじわとでも上位との差を縮めていかなければ」と巻き返しを誓っていた。球団ではVTR検証などはするが、再度の抗議などは未定。ただ完敗ながらも、指揮官の戦う姿勢がチームの闘志を再燃させたのは間違いない。

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