中井&村田&ロペス!原巨人3発で逆転勝ち

[ 2013年7月28日 06:00 ]

<中・巨>6回2死一・二塁、中井が左越えに逆転3ランを放ちガッツポーズ

セ・リーグ 巨人9-3中日

(7月27日 ナゴヤD)
 最前列に原監督が陣取る巨人のバスに、最後に乗り込んだのが中井だった。自然に拍手が湧き起こる。今季最多タイの貯金20に導いた6年目の23歳を、先輩たちは温かく迎えた。

 「いいところで打てたのでよかったです。本当にいいところで打てた。それだけですね」

 会心の逆転弾は1点を追う6回に飛び出した。2死一、二塁。2ボールからの3球目。「甘い球が来たら打とうと思っていた」。ど真ん中の144キロの直球を強振。金属音にも似 たインパクトを発し、打球は左中間に突き刺さった。逆転の3号3ラン。原監督は「思いきりの良さ、彼のよさが出たと思う。プロの中でも上位のパワーを持っているわけだからね。ああいう場面で出ましたね」と目を丸くして三塁ベンチで出迎えた。

 地元・三重に近いナゴヤドームでの試合とあって、いつも以上に燃えていた。母校の宇治山田商は、28日に三重大会の準決勝・三重戦に臨む。中井は07年夏に甲子園に出場。優勝した佐賀北と初戦で対戦し、延長15回引き分け再試合の末に敗れた。だが、この時期になると当時の熱い思いがよみがえる。「甲子園で学んだことは気持ち。全員が打って守ってつながないと、点は取れない」。高校時代の友人が多数駆けつけた中、見事な凱旋弾。「たくさん来ていましたね。打てて良かったです」と笑みをこぼした。

 直前の5回には、杉内と福田がプロ野球ワーストタイ記録となる5連続四球で逆転を許した。前日も先発の沢村が自己ワーストの7四球を与えるなど投手陣は連日の四球渦だったが、打線がカバー。中井の逆転弾に続き、7回には村田、ロペスがダメ押しの2者連続弾。ナゴヤドームでは10年4月27日のラミレス、阿部、李スンヨプ以来の1試合3発となった。「こういう時にはバッターがカバーしてね。リリーフ陣もしんどいけど、カバーすると好転すると思います」と原監督は全員野球を強調した。

 今カード前まではナゴヤドームで5連敗中だったが、打線が奮起し連勝。7月はあと3試合残しながら11勝6敗とし、早くも勝ち越しを決めた。「使ってもらっている以上、いいものを出したい。今よりいい結果を出せるように頑張りたい」。球児のような中井の必死さが、勝負の風向きを変えた。

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