福知山成美 主将は太田幸司氏息子 甲子園へけん引

[ 2013年7月28日 06:00 ]

優勝旗を手にグラウンドを歩く福知山成美の太田幸樹主将

京都大会決勝 福知山成美5―0鳥羽

(7月27日 わかさスタジアム京都)
 父と同じ甲子園の舞台へ。福知山成美の太田主将は、優勝の瞬間に勢いよくベンチを飛び出した。

 「点を泥くさく取れたし、エースが完璧なピッチングをして、4番も打ってくれた。ミスをしても、助け合えた」。出番はなくても仲間を称え、そして抱き合った。

 スタンドで声援を送った父・幸司氏(61)は69年夏の甲子園で、三沢(青森)のエースとして活躍。東北勢として戦後初の決勝進出を果たし、松山商と延長18回の末に0―0。引き分け再試合で敗れ、悲運の準優勝投手となった。太田は小3年時に友人に誘われて野球を始めると「野球の難しさが分かってくると、お父さんの偉大さもよく分かった」という。

 新チームから投手で主将を務めるなど、チームをまとめる役割に徹してきた。今夏は22日の4回戦・西城陽戦で2/3回を投げただけだったが、ベンチから仲間に声を掛け続けた。田所孝二監督は「キャプテンシーがあるし、よく気がつく」と、自らが指名した主将に全幅の信頼を寄せる。ナインの信頼も厚く、監督、コーチに続き、選手ではただ一人、胴上げされた。

 「甲子園では京都大会のように粘り強い野球をしたい。お父さんは準優勝なので、優勝したらお父さんを超えられる」。父超えを目標に、聖地に乗り込む。

 ◆太田 幸樹(おおた・こうき)1995年(平7)10月12日、兵庫県生まれの17歳。売布小3年時に「売布ファイターズ」で野球を始め主に遊撃でプレー。宝塚中で「宝塚シニア」に所属。50メートル6秒4、遠投90メートル。将来の夢はプロ野球選手。1メートル67、60キロ、右投げ右打ち。

 ▼太田幸司氏 ここまで来るのが大変。強いだけじゃ甲子園には出られないからね。甲子園では楽しんで一生懸命プレーしてくれればいいですよ。もちろん、日程が合えば応援に行きます。

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