日本航空　金沢２発！４戦連発で昨年王者に雪辱

山梨大会準決勝 日本航空９－７東海大甲府

（7月26日）
　打球が左翼席に吸い込まれると、右手を大きく突き上げた。初回２死三塁。日本航空の４番・金沢は４試合連続となる先制２ランに喜びを爆発させた。

　「体が開かないように心がけた。夏に入ってから調子が上がっている」

　さらには２―３とされた４回。先頭で打席に立つと初球を振り抜き左翼席に同点ソロ。「当たった瞬間に入ったと確信した」と本塁打数を大会タイ記録となる５本に伸ばした。

　昨夏３回戦で１―７で敗れた東海大甲府との一戦。金沢は並々ならぬ闘志を燃やしていた。相手の４番はプロ注目の遊撃手・渡辺。その渡辺の前で２発を放ち、昨年王者に雪辱を果たした。

　「本塁打を周りから期待されているが、安打の延長。（記録は）意識していない」と言い放った金沢。０８年以来、５年ぶり６度目となる夏の甲子園へ突き進む。