高木監督 采配的中 先発落ち大島が劇打「頭を冷やすため」

[ 2013年7月26日 06:00 ]

<中・横>11回、サヨナラ打を放ち高木監督(左)に迎えられる大島

セ・リーグ 中日2-1DeNA

(7月25日 ナゴヤD)
 悔しさを晴らすにはこれ以上ない場面だった。延長11回1死満塁。不振のため、故障以外では今季初めてスタメンを外れた中日・大島が代打で登場。大田の3球目に食らいつくと、打球は三塁手・山崎のグラブをはじき自身初のサヨナラ打となった。

 「スタメンを外されたし、自分の中でも気持ちが入っていた。全部打ちにいって、自分で決めるつもりだった」

 前夜は内野安打1本こそ放ったが、2度の好機で内野フライに倒れるなど足を引っ張った。試合後は彦野打撃コーチと室内練習場にこもり、帰宅したのはチームで最後。この日の試合前練習でも、負傷した井端の分もフリー打撃を行い、必死にバットを振った。

 打席に入る直前、高木監督から「うっ憤を晴らしてこい。レベルスイングでぶっ叩け!」とハッパを掛けられたという。「あまりにも悪すぎたから、頭を冷やすためにもベンチに置いた」と説明した指揮官は「勝ったことが大きい」と頬を緩めた。26日からは巨人3連戦。この勢いを首位叩きにつなげる。

 ▼中日・浅尾(今季4試合の登板で初勝利)自分の勝ちは気にしていませんが、チームが勝てて良かった。

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