藤浪 最短タイ4回KO 中西コーチ「今までで一番悪かった」

[ 2013年7月26日 06:00 ]

<ヤ・神>4回1死一塁、相川(奥)に2ランを浴びて勝ち越しを許した藤浪

セ・リーグ 阪神1-11ヤクルト

(7月25日 神宮)
 高く舞い上がった白球を見上げるしかなかった。同点の4回。阪神・藤浪が痛恨の一発を食らった。1死一塁で相川に内角へシュート回転した142キロ直球を完璧に捉えられると、打球は左翼席に着弾した。

 「余計な力みが出て、投球のリズムも悪くなってしまった。(本塁打は)内に甘く入りました」。20日の球宴第2戦から中4日と短い間隔も影響したのか、4回で要した球数は84球。5回に代打が送られ、先発では最短に並ぶ4回3失点で降板し、4敗目を喫した。

 「サンデー晋ちゃん」として開幕から今季の先発12試合は全て日曜日に登板してきた。しかし、首脳陣は8月2~4日の巨人3連戦(東京ドー厶)に相性のいい能見、スタンリッジ、榎田を投入するため先発順を再編。初の平日登板となった背番号19だが、中西投手コーチも「今までで一番悪かった。左肩が入って(腕が)横振りになってフォーム的に立ち直る気配もなかった」と指摘するほど厳しい内容だった。

 「長いイニングを投げることができず中継ぎ陣にも負担をかけてしまった」と藤浪。後半戦は苦い船出となったが、かみしめた悔しさを糧にリベンジする。

続きを表示

2013年7月26日のニュース