中日 大島 執念のサヨナラ打 高木監督「うっぷん晴らしてこい」

[ 2013年7月25日 22:23 ]

<中・横>11回、サヨナラ打を放ち高木監督(左)に迎えられる大島

セ・リーグ 中日2―1DeNA

(7月25日 ナゴヤD)
 スタメンを外された中日・大島が代打でサヨナラ打を放った。

 打った瞬間、まずいと思った。が、打球は三塁手がはじき、フィールドを転々。「モヤモヤしていたものがはじけた」という背番号8はお立ち台で笑みがこぼれた。

 前日24日のDeNA戦。後半戦スタートの試合で1番打者に名を連ねたが、2度の好機で簡単に飛球を打ち上げ、流れが変わる場面で凡退した。流れを変えたい高木監督は第2ラウンドで大島を外した。

 ベンチで悶々としていた男に最高の場面で指揮官はチャンスを与えた。「今までのうっぷんをはらしてこい」の言葉を高木監督からかけられ、迷うことなくフルスイング。三塁の正面に見えた当たりだったが、その執念が乗り移ったかのような打球はサヨナラ勝ちを呼び込んだ。

 次は巨人戦。その背中ははるか遠くにある。「1つ1つ勝って優勝したい」と話した大島だが、この1勝がきっかけになるか。26日からの3連戦は中日の浮沈をかけた戦いになる。

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