横浜、2発で松井沈めた!同点弾の高浜「やってやったぜ!」

[ 2013年7月25日 17:36 ]

<桐光学園・横浜>4回、桐光学園・松井(左)から中越えソロを放つ横浜・高浜

神奈川準々決勝 横浜3―2桐光学園

(7月25日 横浜スタジアム)
 横浜打線が2本塁打で高校屈指の左腕を沈めた。まずはプロ野球ロッテの高浜卓也を兄に持つ4番・高浜祐仁だ。

 0―1の4回、先頭打者として打席に入った高浜は桐光学園・松井の投じた初球、甘く入ったボールをバックスクリーン直撃の同点弾。春季大会で桐光に敗れて涙を流した2年生の主砲は「初球から思い切り行こうと思っていた。やってやったぜ!という感じ」と、借りを返す一発に胸を張った。

 再び桐光に勝ち越しを許した7回に1死一塁から殊勲打を放ったのは「高浜には負けられないという気持ちはある」とライバル心を燃やす浅間だった。第1、2打とはボール球のスライダーに手を出して三振に倒れたが、「スライダーは打てないので真っ直ぐだけ待っていた」という7回の第4打席は初球の速球を完璧にとらえ、ライナーで右翼スタンドに飛び込む逆転2ラン。

 普段の3番から、この日2番に入った浅間は「考えれば考えるほど打てなくなるので、何も考えず、開き直って思い切り振ろうと思っていた。チームのためにやっと1本打てたので本当にうれしい」と、ほっとした表情を浮かべた。

 スタメン9人のうち3年生は主将の長谷川だけという若いチーム。松井という大きな“山”を越え、夢は次のステージへと広がる。「ここまで来たら優勝したい」と高浜。浅間は「残り2つ、しっかり勝って甲子園に行きたい」と言い切った。

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2013年7月25日のニュース