イチロー あぶなかった「あのままやられていたら半分死んでしまう」

[ 2013年7月25日 06:00 ]

<レンジャース・ヤンキース>9回、勝ち越しの生還をしたニュネス(右)を笑顔で迎えるイチロー

ア・リーグ ヤンキース5―4レンジャーズ

(7月23日 アーリントン)
 ヤンキースのイチロー外野手(39)が23日(日本時間24日)、レンジャーズ戦に「2番・右翼」で先発し、メジャー通算2700安打を記録した。

 1―0の3回無死一、三塁、遊撃へリーグトップとなる25本目の内野安打。ヤ軍に移籍してから1年が経過した節目の日に到達し、適時打となって勝利に貢献した。

 「きょう、そうですね」。自身については素っ気なかったが、土壇場の逆転劇には熱かった。地区首位レッドソックスと7ゲーム差で迎えた一戦。3―0の6回に一度は試合をひっくり返された。逆転2ランを浴びた場面に「ホームランを打たれてあれだけテンションが下がるのは久しぶり」。だが、自身は絡まなかったが、9回に相手守護神のネーサンを攻略し「最後に逆転してあれだけテンションが上がるのも久しぶり。あのままやられていたら半分死んでしまうからね」と話した。

 日米通算4000安打まであと22本。それよりも、ア・リーグ東地区4位の現状に「僕らは(上位3球団の)混戦から外れていますけど、混戦にしたい」と意気込んだ。

 ≪現役ではジーター、Aロッドに次ぐ3人目≫イチローが大リーグ通算2700安打を達成した。現役では3305安打のジーター、2901安打のロドリゲス(ともにヤンキース)に次ぐ3人目、歴代では65人目の達成。イチローは大リーグ13年目。ジーターは15年、ロドリゲスは18年を要しており、3人の中では最速で到達した。

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