秋田商 延長15回、再試合目前のサヨナラ勝ち 夏切符だ!

[ 2013年7月24日 06:00 ]

<秋田商・角館>延長15回を一人で投げ抜き、ナインに胴上げされる秋田商・佐々木

秋田決勝 秋田商4―3角館

(7月23日 こまち)
 秋田商が2年続けて決勝でサヨナラ勝ちを収め、甲子園出場を決めた。

 延長15回で決着がつかなければ、大会史上初の決勝再試合。その最終イニングで1死満塁から捕手の三浦が右犠飛を放ち、3時間11分の死闘に決着をつけた。ネクストバッターズサークルの2年生エース佐々木は「やっと終わったなという感じ。うれしいより、ほっとした」と振り返った。

 198球を投げ抜き、3失点。8回に味方が同点に追いつくと「相手に絶対、点をやらないように投げた」と9回から15回まで7イニングを無失点に抑えた。太田直監督は「粘り強く戦ってくれた」と激闘を制したナインをねぎらった。昨年は77年ぶりの8強入りを懸けた3回戦で倉敷商に敗退。ベンチ入りしていた三浦は「ベスト8を目標にしたい」と決意を口にした。

 ▼ヤクルト・石川(98年卒OB。太田監督とは同学年でバッテリー)大会に入ってからも(太田監督と)連絡を取っていた。接戦を制して勝てたのは、チームにとっても勢いがつくと思う。

 ◆秋田商 1920年創立。OBにヤクルトの石川雅規。

続きを表示

2013年7月24日のニュース