弘前学院聖愛 初の甲子園切符「リンゴっ子でチャレンジしたい」

[ 2013年7月24日 06:00 ]

<弘前学院聖愛・弘前>3回途中から救援し最後を締めた弘前学院聖愛2番手・小野(中)は甲子園初出場を決め和島(左)と抱き合って喜ぶ。後方は佐々木

青森決勝 弘前学院聖愛4―3弘前

(7月23日 青森市営)
 創部13年目の弘前学院聖愛が、春夏通じて初の甲子園出場を決めた。

 3―3の5回終了後、原田一範監督はベンチ裏で選手に「笑顔でやろう」と声をかけた。緊張がほぐれた7回2死二、三塁。森山が「チームのために打ちたかった」と右前へ決勝適時打。投げては同点にされた3回無死一、二塁から登板した2番手・小野が7回4安打無失点と好投した。

 原田監督は寮で部員とともに生活し、親代わりも務める。監督就任を後押ししてくれた父、順一さん(享年61)は11年3月に他界。昨夏決勝で敗れ、甲子園準優勝した八戸学院光星(前光星学院)、強豪・青森山田を次々に撃破した勢いで67校の頂点に立ち「父にありがとうと言いたい。でも最終目標は日本一。リンゴっ子でどこまでできるかチャレンジしたい」と力を込めた。

 ◆弘前学院聖愛(青森) 1886年創立。キリスト教系の男女共学校。

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