11年MVPのブラウン 薬物規定違反で出場停止処分

[ 2013年7月23日 08:17 ]

 米大リーグ機構は22日、薬物規定違反により、2011年のナ・リーグ最優秀選手(MVP)でブルワーズのライアン・ブラウン外野手(29)に今季残り試合の出場停止処分を下した。ブラウンは処分を受け入れることを明らかにした。

 ブラウンはこれまで潔白を主張してきたが「過ちを犯したことを認め、処分を受け入れる。すべての人に謝罪したい。もう一度野球に戻りたい」との談話を発表した。

 ブラウンは11年10月に筋肉増強効果のあるテストステロンに陽性反応を示したことがあり、このときは異議申し立てが認められて50試合の出場停止処分を免れていた。昨季は通常通りプレーし、41本塁打でナ・リーグの本塁打王を獲得した。

 今回の問題はマイアミのクリニックが09年から昨年まで大リーガーに禁止薬物を提供していたと1月に地元紙が報道。大リーグ機構が調査していた。報道ではヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手(37)らの名前も挙がっており、処遇が注目される。

 ▼ブルワーズ・レネキー監督の話 調査の詳しいことは分からない。チームとしてブラウンを支えると同時に、大リーグ機構の薬物問題への取り組みにも協力していく。残念なことだが、前に進むしかない。(共同)

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2013年7月23日のニュース