JR東日本 畑中 目覚めの満塁弾 2年ぶりVへ加速

[ 2013年7月20日 06:00 ]

<JR東日本・三菱重工横浜>5回1死満塁、畑中は右越えに満塁弾を放つ

第84回都市対抗野球2回戦 JR東日本7―1三菱重工横浜

(7月19日 東京ドーム)
 今大会初のグランドスラムで試合を決めた。2―0の5回1死満塁。JR東日本の5番・畑中は野村が投じた内角フォークに腕をうまく畳んで振り抜くと、打球は右翼席中段へ突き刺さった。

 「足を引っ張っていたので良い結果が出てよかった」。背筋300キロを誇るパワーが売り。横浜商大4年秋には神奈川大学リーグの首位打者にも輝いたが、社会人2年目の今季は力みから予選で15打数1安打と不振に陥った。予選後はほぼ毎日、約1時間の特打。「大きいのは狙わずに犠飛でいいからミートしようと思った」と力を抜き、本来の打撃を取り戻した。

 ドラフト1位候補の吉田を擁する投手陣は今大会2試合で1失点と安定。投打がかみ合っての3年連続8強入りに堀井哲也監督は「畑中もこれで楽になったと思う」と目を細めていた。

 ▼JR東日本・片山(先発し6回5安打1失点)直球で押せた。ピンチでも余裕を持って投げることができ、要所で制球も決まった。

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