キューバ 亡命せず大リーグや日本でのプレーOKに 54年ぶり門戸開放

[ 2013年7月20日 06:00 ]

中日でプレーしたキューバ人のリナレス

 キューバ・アマチュア野球連盟(FCBA)が、国外プロリーグへの選手派遣を認めることを決定した。

 イタリアのアンサ通信、ベネズエラのディアリオ・ラ・ベルダ紙などが18日(日本時間19日)、伝えた。海外への選手供出は、キューバ革命が成立した1959年1月以降は禁じられていた。これまでキューバの選手が国外でプレーするには原則的に亡命するしか手段がなく、54年ぶりの「門戸開放」となる。

 記事によれば、供出先は主に大リーグ。FCBAのイヒニオ・ベレス会長はテレビなどで「チームと国民に関心を与えることになる」と語った。11~2月に開催される国内リーグに影響しないことが条件となる。手始めに今年のWBCに出場したデスパイネら3選手を、メキシカンリーグのカンペチに派遣した。

 キューバは長引く不況に加え、WBCは2大会連続で2次ラウンド敗退など国技の野球も不振。国営サイト「キューバ・ディベート」でも「開国」を求める声が上がり、昨年11月には日本との親善試合で来日したキューバ代表のビクトル・メサ監督が「近い将来、キューバ選手が海外でプレーする」と話していた。

 大リーグでは現在、ドジャースのプイグやアスレチックスのセスペデスらのキューバ出身選手が活躍中。米国はもちろん、今後の日本球界にも大きな影響を与えそうだ。

 ▽日本でプレーしたキューバ出身選手 02~04年に中日でプレーしたリナレスはスポーツ交流の目的で入団。キューバ初の海外プロ派遣選手だった。社会人野球では同様の目的で94年以降、キンデラン、パチェコ(いずれもシダックス)らがプレー。日本ハムのアブレイユは、現在の日本プロ野球界で唯一のキューバ出身選手。04年に亡命し、米国のマイナーとメキシカンリーグを経て今季加入した。

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