横浜「祖父子鷹」渡辺監督孫が3安打「一緒に甲子園に行きたい」

[ 2013年7月18日 06:00 ]

<小田原・横浜>9回に左前打を放つ渡辺監督の孫・佳明

神奈川大会3回戦 横浜6―0小田原

(7月17日 平塚)
 おじいちゃんと一緒に甲子園に行きたい。その強い思いが打たせた。横浜3点リードの7回2死二塁。渡辺元智監督の孫・佳明が甘い直球を中前へはじき返し、勝負を決定付ける貴重な適時打を放った。

 「(7回の打席は)直球狙いで、カーブを打てると感じたので直球を待った」

 3安打2打点。主軸としての責任を果たして胸を張る佳明を遠目に、渡辺監督も「初戦もミートできていた。(打つのは)時間の問題と思った」と目を細めた。

 中学時代は中日・森野、DeNA・小池らを輩出した強豪「中本牧リトルシニア」でプレー。中学日本一を決めるジャイアンツカップでは4強に進出した。「横浜は小さい頃からずっと見てきた。祖父(渡辺監督)と一緒に甲子園に行きたいと思った」と振り返る。佳明の母・元美さんは渡辺監督の次女で、横浜の野球部寮の栄養士を務める。それでも、指揮官の「身内には苦労させないといけない」との方針もあり、推薦入試ではなく筆記での一般試験で合格した。

 今春の神奈川大会は4回戦で桐光学園・松井に5安打、13三振の零敗。初回から6連続三振を喫した。順調に勝ち進めば、今夏は準々決勝で再戦が実現。スライダー対策を十分積んだという2年生の5番打者は「春は打てなかった。(夏は)チャンスで打ってチームに貢献したい」と雪辱に燃える。

 監督が息子と甲子園を目指す「父子鷹」は数知れないが、監督と孫との珍しい「祖父子鷹」の夏はまだ始まったばかりだ。

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