岩手・高田は3回戦で涙 実力校の盛岡一に8回意地の3点

[ 2013年7月18日 06:00 ]

<盛岡一・高田>9回2死一塁、吉田康が三ゴロに倒れ、無念の表情の高田ナイン

岩手大会3回戦 高田3―6盛岡一

(7月17日 森山)
 悔しさがあった。涙もあった。しかし手応えと収穫もあった。盛岡一に屈した高田高校・伊藤貴樹(たかき)監督は「最後まで諦めない野球を見せることができた。終盤は本当に楽しかった」と話した。

 3回までに守備の乱れもあり、5点のビハインド。7回にも1点を追加され、なおも1死二塁のピンチを迎えた。二塁走者の生還を許せば、コールド負け。しかし2番手の浜田が後続を断ち、流れを引き寄せる。8回には4安打を集めて3点を奪い、実力校の盛岡一を慌てさせた。最後は及ばなかったが、その戦いぶりは見事だった。主将の村上莉は「応援してくれた方々、陸前高田市民に元気を届けられたならうれしい」と涙ながらに自らの高校野球生活を振り返った。

 この大会を最後に引退する3年生は東日本大震災の影響で入学式が1カ月以上遅れ、5月10日だった。その分、高校野球生活は短くなることを余儀なくされた。伊藤監督は最後に3年生だけを集め、一人一人握手して「ありがとう」と言った。

 彼らは高校野球に1カ月の貸しがある。普通の球児より短かった高校野球生活。誰よりも濃密だった。

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