阪神“吉兆”の白星締め?和田監督「しんどかった」

[ 2013年7月17日 22:25 ]

8回、本塁打を放ち生還した浅井(右から2人目)と喜ぶ阪神ナイン

セ・リーグ 阪神9―6巨人

(7月17日 甲子園)
 終わってみれば3点差。しかし5回まで6―0からもつれた試合に、和田監督は「しんどいゲームでしたね」とポツリ。前夜、3点リードの7回に一挙8点を奪われ、逆転負けを喫していただけに「いつひっくり返されるかと…。用心しながらいったが、最後までもつれるゲームで。俊介と浅井がよく打ってくれた」と胸をなでおろした。

 この日「2番・センター」でスタメン出場した俊介は3安打2打点と活躍。なかでも1点差に詰め寄られた直後の7回、2死満塁から放った中前打は試合の行方の大きく左右する貴重な適時打となった。試合後、大歓声の中でお立ち台に上がった俊介は「自分の役割をしっかりやろうと思っていた。(7回は)必死で打った結果。抜けた瞬間はガッツポーズが出ました」と会心の笑顔だった。

 その一打を呼び込んだのは浅井だった。7回に先頭で中前打を放って出塁し、甲子園を包んだ“不穏ムード”を変えてみせた。さらに8回には、点差をさらに広げる左越え1号ソロ。途中出場ながら2安打1打点と貢献した。

 前半戦最後の首位攻防3連戦で一矢を報いた。思い返せば、1985年に首位・広島との前半戦最後の3連戦に2連敗しながら、3戦目を勝ち、その後の日本一につなげている。この日の勝利を“吉兆”とするため、チームは後半戦、さらに巨人を追撃する。

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