平田 連夜の“8回の男”逆転グランドスラムで指揮官に勝利贈る

[ 2013年7月17日 21:53 ]

<広・中>ヒーローの平田は笑顔でガッツポーズ

セ・リーグ 中日4―2広島

(7月17日 マツダ)
 8回の好機に連夜の活躍だ。中日5番平田が前夜の適時打に続き、この日は逆転の7号満塁本塁打。2点ビハインド、2死満塁で広島3番手横山から、フルカウント後に3球ファウルで粘って10球目を右翼スタンドぎりぎりに放り込んだ。

 殊勲の一打を「思い切って行った。(フルカウントからは)真っすぐ狙いで、変化球は食らいついていった」と必死の粘りが、最高の結果につながった。前日まで通算31本塁打だったがグランドスラムは初めて。「気持ちいいです」と素直に喜んだ。

 この日は高木監督の72回目の誕生日。指揮官は「こういう形で締めくくれた。後半もいける、という感じが持てた」と語った。昨年は同じマツダスタジアムでの広島戦で逆転負けを喫しており“怒りのバースデー”となったが、今年は指揮官に勝利をプレゼントした。平田は「オールスター前最後の試合で絶対勝とうと言っていた。勝ててよかった」と語り、「2強が続いているので、その差を縮めて優勝目指してやっていく」と力強かった。

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