セスペデス初!球宴メンバー外がホームランキング

[ 2013年7月17日 06:00 ]

オールスター戦前日の本塁打競争で優勝したアスレチックスのセスペデス

米球宴前日本塁打競争

 オールスター戦前日の恒例イベント、本塁打競争は、キューバ出身でアスレチックスのセスペデスが優勝した。球宴のメンバーには選ばれておらず、強打を買われて参加。同様の形での出場は4人目だが、優勝するのは初の快挙となった。

 「落ち着いて、確実にコンタクトすることだけを考えた」。1回戦からトップの17本を放ち、決勝は20歳272日の最年少優勝を目指していた昨季新人王ハーパーと対戦。賞品としてバックスクリーン付近に展示された車のフロントガラスを粉砕する一打も飛び出した。5アウトを残して8本で並ぶと、最後は中越えに139メートル弾。バットを放り投げて喜び「機会があれば来年も出たい。絶対に出る」と宣言した。

 同じキューバ出身では6月にメジャーデビューしたドジャースのプイグも大ブレーク中。09年WBCなどで活躍後、亡命して昨季からメジャーに挑戦している27歳は、キューバの実力を証明し「メジャーという舞台で戦うことを認めてくれた家族に感謝したい」と感慨深げに話した。

 ▼ハーパー(最年少優勝を逃し)セスペデスは強すぎる。信じられない。機械のようだった。

 ▽本塁打競争 ア、ナ両リーグから4人ずつが参加。1回戦、準決勝、決勝の3ラウンド方式。本塁打以外をアウトとし、10アウトになるまでの本塁打数を競う。

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2013年7月17日のニュース