横芝敬愛 タフネス鎌田、24回320球完投勝利!

[ 2013年7月16日 06:00 ]

<浦安・横芝敬愛>2日で320球を投げ、勝利を手にした横芝敬愛・鎌田

千葉大会2回戦 横芝敬愛2―1浦安

(7月15日)
 第95回全国高校野球選手権大会(8月8日から15日間、甲子園)の地方大会は15日、42大会で377試合(不戦勝となった1試合含む)が行われた。千葉大会では横芝敬愛の鎌田光津希(みずき)投手(3年)が、浦安戦で1失点完投勝利。前日の延長15回引き分け再試合と合わせ、2日で24イニングを投げ抜いた。

 2試合通算320球目。鎌田はこん身の力を振り絞って直球を投じ、最後の打者・池宮を中飛に仕留めた。控えめに右手でガッツポーズをつくり、女房役の佐野と笑顔でハイタッチを交わした。

 「きのう投げたので落ち着いて試合に入ることができた。自分が投げるしかないと思っていた」

 前日の浦安戦は延長15回、3時間58分に及ぶ激戦の末、2―2で引き分け再試合となった。試合後すぐに伊藤匠監督から「おまえしかいない」と連投を告げられた。212球で完投した右肩と右肘を電気治療でほぐし、サプリメントを摂取して疲労回復に努めた。

 初回にいきなり先制点を許した。「最初はやはり腕が重かった」。それでも尻上がりに調子を上げ、2回以降はカーブやスライダーを勝負球に使って3安打に封じ、スコアボードに0を並べた。勝負どころでは最速142キロを誇る直球で挑んだ。1―1の7回2死二、三塁では「投げていくうちに腕が振れるようになった」と奈良に1ボールから3球続けて直球を投げ込み、空振り三振。その裏の多田の勝ち越し打を呼び込み、108球を投げきった。

 昨年は3回戦の東海大望洋戦で満塁弾を浴びるなど打ち込まれて敗戦。下半身の弱さを痛感し、昨秋から練習後に約1時間の走り込みを自らに課した。毎食どんぶりでご飯を3杯平らげ体重は入学時から16キロ増えて75キロに。敗戦の悔しさが2日間で計6時間4分を投げ抜くスタミナを身に付ける原動力となった。

 伊藤監督は「鎌田さまさまでした。本当によくやった」と目を細めた。次戦は18日、中2日で3回戦に臨む。右腕はすがすがしい表情を浮かべながら「次からも自分が投げて甲子園に連れていきます」と力強く言い切った。

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