枡田 球団史上初の首位ターン決める千金弾に「びっくり」

[ 2013年7月15日 20:46 ]

<オ・楽>9回、無死、枡田(右)は中越え先制ソロを放ちダイヤモンドを回る

パ・リーグ 楽天1―0オリックス

(7月15日 京セラD)
 楽天の球団史上初首位ターンを決めたのは、枡田だった。0―0で迎えた9回、7回から出場していた枡田が先頭打者で登場。1―2からの外角高めの148キロ直球を右中間スタンドに弾き返した。

 「思い切って行こうと思った。入ると思わなかったのでびっくりしました」と枡田。昨年は4番も経験、大きな飛躍が期待されながら、今季は右手甲を骨折したこともあり、まだ24試合目の出場。1軍合流後も調子が上がらず苦しんだが、11日に約11か月ぶりに今季1号を放ち“開眼”。打撃センスを買って育成に力を入れてきた指揮官も「代打は慣れたやつじゃないと集中できない」と守備から起用した策がはまり、してやったりの表情だ。

 くしくも昨年の7月10日、同じKスタ宮城でのオリックス戦でプロ初のサヨナラ本塁打を放った男は、また大事な試合で貴重な仕事を見せ「今までチームに貢献できてこなかったので、これからは1試合でも多く貢献できるように頑張りたい」と力強く誓っていた。

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