大谷 本拠地初本塁打「ダイヤモンド一周できてうれしかった」

[ 2013年7月14日 17:18 ]

ロッテに快勝し栗山監督(左)に迎えられる、2ラン放った日本ハム・大谷

パ・リーグ 日本ハム7―2ロッテ

(7月14日 札幌D)
 11日にフリー打撃の打球が直撃して「右頬骨(きょうこつ)不全骨折」と診断された日本ハムの大谷が2号2ラン。本拠地・札幌ドームで初の一発を放った。

 アクシデントから、わずか3日。二刀流ルーキーが復帰戦で怪物ぶりを発揮した。

 5―2の7回1死二塁、陽岱鋼の代打で登場。フルカウントからの6球目、ロッテ・大谷の143キロの外角低めストレートを一振。フォロースルーは右手だけで振り抜いたが、打球はグングン伸び、バックスクリーン左に飛び込んだ。

 10日・楽天戦(Kスタ宮城)のプロ1号に続き、この日は本拠地1号。「こんなに多くのファンの皆さまの中で打席に立つことができてうれしかったですし、ダイヤモンド一周できて本当にうれしかったので、また打てるように頑張りたいなと思います」と地元3万2000観衆に届けたアーチの感想を語った。

 復帰の打席は「自分の不注意で監督はじめ、スタッフの皆さま、選手の皆さまに迷惑を掛けたので、何とか打ちたいなという気持ちで打席に行きました」といい、「チャンスでしたし、1点でも多く取りたかったので、何とか後ろにつなげられるように心掛けていきました。フルカウントまでバットに当たるスイングもなかったですし、いけるかなという不安もありましたけど、何とかファンの皆さまの声援に助けられて打つことができました」と振り返った。

 19日には札幌ドームでオールスターゲーム第1戦。「レベルの高い中でやらせてもらってありがたいと思っていますし、もっともっと多くのファンの方に来ていただいて、その中で打席に立ったり、マウンドに立ったりできれば、自分もすごくうれしいなと思うので、多くの声援をいただければありがたいです」と球宴も二刀流による活躍を誓った。

 大谷は11日の楽天戦(Kスタ宮城)前のランニング中、打球を顔面に受けて負傷。3日間の安静が必要と診断され、この試合が復帰戦だった。

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