【試合詳細】松井 今夏初陣は9K2失点完投 9回1死満塁ピンチも

[ 2013年7月14日 11:40 ]

<相洋・桐光学園>1回、先頭打者を三振に切り取った松井

神奈川2回戦  桐光学園4―2相洋

(7月14日 保土ケ谷)
 桐光学園の松井裕樹投手(3年)が今夏初陣となった相洋戦で9回7安打2失点、4四死球9三振で完投。桐光学園は2―2の7回に押し出し死球2つで勝ち越し、4―2で初戦を突破した。

 1回、先頭の関田から初球の高め直球で空振りを奪うと、全て直球で押して見逃し三振。続く久保は追い込んでからファウルで粘られたが、直球で二飛に打ち取った。3番・本夛には初球を左前に運ばれ、この試合初安打を許したが、4番平野を直球で遊ゴロに打ち取り、無失点で終えた。

 先制点を奪った直後の2回は、打たせて取る投球で3者斬り。5番奥津は直球で二ゴロ、高部はカウント2―1から直球で投ゴロ、上田も直球で遊直に抑えた。

 松井に対し、初球から積極的にバットを振ってくる相洋打線。3回、先頭の倉本は高めに入った初球の直球を捉えて左越え二塁打。続く栗田はヒット性の当たりが外野に飛んだが、左翼手がしっかりキャッチした。1番関田は2―2からスライダーで投ゴロ、久保も直球で追い込み、スライダーで空振り三振を奪った。

 リードを2点に広げた4回は、わずか6球で3者斬り。0―1から本夛を直球で三ゴロ、平野は初球の直球で二ゴロ、奥津は0―2から一ゴロに仕留めた。

 5回、松井は先頭の高部に直球を捉えられて中前打を許すと、続く上田に犠打を決められて1死二塁。倉本を死球で出すと、打者栗田への初球スライダーが捕手の手前でワンバウンドし、暴投で1死二、三塁のピンチを招いてしまう。カウント1―0から真ん中に入った直球を捉えられ、左翼線への2点適時打を浴び、2―2の同点に。なおも1死一塁も、関田を投ゴロ併殺に仕留めた。

 6回、松井は立ち直って3者連続三振。久保を1―2から直球で見逃し三振、本夛は1―2から膝元へのスライダーを振らせ、平野は2―2から変化球で空振り三振に仕留めた。

 松井は7回、一ゴロ、空振り三振で2死としたが、7番上田を歩かせて2死一塁。2―0から二盗を決められて2死二塁も、最後は2―2からチェンジアップで空振り三振に仕留めて0点で終えた。その裏、桐光学園は1死満塁から押し出し死球2つで2点を勝ち越した。

 8回、松井は1死から二塁内野安打を許したが、自ら一塁けん制で刺して2死走者なし。久保に中前打を打たれたが、続く本夛をスライダーで空振り三振に斬った。

 9回は松井は1死満塁とピンチを迎えたが、スライダーで倉本を空振り三振に斬ると、最後の打者を一邪飛に仕留め、初戦突破を決めた。

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