バレ 前夜から“3打席連発” 62本ペースに「ナナジュッポン」

[ 2013年7月14日 06:00 ]

<ヤ・広>2回2死、満塁本塁打を放つヤクルト・バレンティン

セ・リーグ ヤクルト8-3広島

(7月13日 神宮)
 すさまじいまでの飛距離とペースだ。ヤクルトのバレンティンが前夜の最終打席から怒とうの3打席連発。まずは初回にバックスクリーンを飛び越えてスコアボード下の「TOSHIBA」の看板の後方へ打ち込むと、2回には左翼席上段へ満塁弾だ。

 「打てる球をしっかり打った結果。グランドスラムは来日3年目で初めてだからうれしいよ」。10日の巨人戦(福島)で左足首を痛めて途中交代した影響などみじんも感じさせず、これで小川の登板した試合では驚異の11発目だ。ルーキーのリーグ10勝一番乗りを後押しした主砲は、自身も2年連続で両リーグ30号一番乗りを果たした。しかも出場66試合(チームは78試合)で過去2シーズンに並ぶ31号。「2年の経験を生かして配球を読んでいる。経験の賜(たまもの)ね」。このままなら日本記録の62発ペースで、新記録について聞かれると、日本語で「ロクジュッポン、ナナジュッポン」と笑った。

 ≪2年連続両リーグ30号一番乗り≫バレンティン(ヤ)が02、03年ローズ(近)以来史上7人目(9度目)の2年連続両リーグ30号一番乗り。外国人では2人目となり、ヤクルトでは初。また、入団1年目からの本塁打数は31→31→31と3年連続の30本以上。外国人の来日初年度から3年以上連続30本塁打は、03~08年ウッズ(横、中)の6年連続以来9人目だ。

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2013年7月14日のニュース