都大山・西嶋2発 次戦は帝京「やることは同じ」

[ 2013年7月11日 06:00 ]

本塁打を2本放った都立大山・西嶋甲斐

東東京2回戦 都大山15―9都北豊島工

(7月10日 神宮)
 負けたら終わり、ではない。だから、プレッシャーも感じない。1、2年生合わせて15人で臨む都大山が、開幕戦に続く2桁得点で都北豊島工を下し、3回戦進出だ。

 主役は4番に座る西嶋だった。0―1の4回無死一塁から左越えに逆転2ラン。練習試合を含めて高校初本塁打で勢いに乗ると、再び勝ち越された6回無死二、三塁でも豪快に引っ張り、再び左越えに逆転3ランだ。4安打6打点の大暴れに「相手チームには3年生もいる。こっちは2年生が最上級生としてやってきたので、学年を気にせずに試合をした。(2本塁打は)打ててびっくりした」と汗をぬぐった。

 開幕戦では18安打22得点。この日も8回に7安打を集中するなど、17安打15得点。グラウンドはサッカー部と共用のため、普段のフリー打撃はバックネット方向に向かって打つことしかできない。そんなハンデも乗り越え、フルスイングで快音を連発させている。次戦、14日の3回戦は今春覇者の第1シード・帝京。西嶋は「相手は強いが、全力でやることは同じ。チャンスで自分が還せるようにしたい」と、大物食いに意欲を見せた。

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2013年7月11日のニュース