岩隈、3発被弾…メジャー移籍後最短の3回6失点KO!

[ 2013年7月10日 14:57 ]

レッドソックス戦の3回を6失点で投げ終え、ベンチでウェッジ監督(右)に降板を告げられるマリナーズ・岩隈

ア・リーグ マリナーズ8―11レッドソックス

(7月9日 シアトル)
 マリナーズの岩隈は9日(日本時間10日)、今季8勝目をかけてシアトルでのレッドソックス戦に先発したが、3回で本塁打3本を含む8安打を浴び、6失点でKOされた。3回での降板はメジャー最短。チームは8―11で逆転負けを喫した。

 岩隈は初回を3者凡退で仕留め、上々の立ち上がり。その裏にはモラレスに2ランが飛び出し、早々に2点の援護点をもらったが、リードを守ることはできなかった。

 2回、先頭のオルティスに右越えソロを浴び1点差に迫られると、リードを4点にしてもらった3回には先頭のナバを打ち取った1死後からビクトリノに中前打され、続くペドロイアに左越え2ランを被弾。さらにオルティスに右中間へ二塁打を許すと、5番・ナポリには右翼スタンドに同点2ランを浴びた。さらにサルタラマッキアには左越えに二塁打され、これで打者5人連続安打。続くイグレシアスは空振り三振に仕留めながら3ストライク目が岩隈の暴投となり、振り逃げで1死一、三塁と傷口を広げ、ホルトの右犠飛で、逆転を許してしまった。マリナーズはその裏、2点を取って7―6と再逆転に成功したが、岩隈が4回のマウンドに上がることはなかった。

 岩隈の投球内容は3回で61球を投げ、8安打、3奪三振、無四球で6失点。勝ち負けは付かなかった。

 選手間投票で5位となる147票を集め、初の米球宴出場が決まった岩隈だが、球宴出場決定後、初のマウンドで3回KO。球宴前にあと1回あると思われる次回登板で汚名返上したいところだ。

 ▼岩隈の話 味方が点を取って援護してもらっているのに、しっかり投げられなかったので申し訳ないと思う。若干体の開きが早かったのかな。ボールが真ん中に集まりすぎた。

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