菅野 粘って8勝 ライアン小川に1差「勝ててうれしい」

[ 2013年7月10日 06:00 ]

<巨・ヤ>「坂本さんの袖にカナブンが」と言ってヒーローインタビューを受ける坂本を激写する菅野

セ・リーグ 巨人6-3ヤクルト

(7月9日 荘日ス)
 ベンチから身を乗り出して喜んだ。3―3の7回に代打を送られたが、直後に坂本の勝ち越し2ランが飛び出し、巨人・菅野にチームトップの8勝目が転がり込んできた。「信じていました。やってくれましたね。勝ててうれしい」と満面の笑みだ。

 修正能力の高さを見せた粘投だった。3点リードの4回。畠山に8号2ランを被弾した。すると「ワインドアップが合わなかった」と5回からセットポジションに変更。7回に坂本の失策絡みで失点したが、5回からの3イニングをわずか1安打に封じ込めた。

 前回2日の阪神戦(甲子園)ではプロ最短の5回2/3KO。初盗塁を含む3個の盗塁を許した。この日は走者を見る回数や間にも工夫を凝らした。5回無死一塁ではけん制悪送球もあったが、7回3失点にまとめた。「山形の皆さんにいいところを見せられて良かった」と胸をなで下ろしていた。

 ▼巨人・川口投手総合コーチ(菅野について)畠山の本塁打は反省しないといけないけど(3試合ぶりに)勝ちがついてよかった。これで流れが変わるかもしれない。

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2013年7月10日のニュース