雄星 球宴はマー君“ストーカー”予告 成長のヒントつかむ

[ 2013年7月9日 06:00 ]

キャッチボールする西武・菊池

 雄星がマー君を密着マークだ。監督推薦で球宴初出場する西武・菊池は、ストーカーばりの熱視線を全パのエース、楽天・田中に送る。

 「(球宴では)試合に入るまでの準備とか、どんなふうにキャッチボールをしているのかとか。(ブルペンやベンチ裏まで)いろいろ見たいですね」

 今季の菊池は先発ローテーションの柱としてエース級の奮闘を見せ、現在、11勝の田中に次いでリーグ2位タイの9勝をマーク。防御率1・40も同2位だ。飛躍の原動力は探求心。投球の幅を広げたチェンジアップの習得も、野球ゲームからヒントを得るなど、どんなものからでも吸収しようとしている。

 そんな菊池にとって、開幕11連勝と勢いに乗る田中は最高のお手本だ。球宴中は移動時からベンチ裏まで追いかけ、成長のヒントを盗もうという。ただ、田中とのキャッチボールについては「僕からお願いはできないので…」と尻込みするが、その一挙手一投足は見逃さない。

 この日の菊池は西武ドームで行われた投手練習に参加。先発予定の12日の楽天戦(Kスタ宮城)に向けて汗を流した。目標の10勝に王手をかけているが「1勝の積み重ねでここまで来られた。10勝してもチームに貢献することだけ考える」と冷静。なぜ、田中が負けないのか。その理由を発見できれば、シーズン終盤には目標の右腕と最多勝争いを繰り広げることも夢ではない。

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2013年7月9日のニュース