“安心の黒田”7回零封 リベラ打たれ8勝目逃すも「仕事はできた」

[ 2013年7月9日 06:00 ]

<ヤンキース・オリオールズ>4回無死二塁、ジョーンズの投ゴロを好捕する黒田

ア・リーグ ヤンキース1―2オリオールズ

(7月7日 ニューヨーク)
 ヤンキース・黒田はオリオールズ戦で7回を3安打無失点と好投したが、守護神リベラが9回に逆転2ランを浴びて、8勝目は逃した。

 リベラは今季救援失敗が2度しかないが、そのいずれも黒田の先発試合。それでも、黒田は「いい投球をしても勝てない時もあれば、点を取られて勝てる時もある。自分の仕事はできた」と淡々と振り返った。

 左脚付け根付近を痛めて5日の登板を回避。7日ぶりのマウンドとなったが、会心の投球だった。両リーグ最多の120本塁打を誇るオ軍打線に連打を許さない。特に前日まで87試合で33本塁打と放っているデービスを、3打席連続で内野ゴロに打ち取った。先発で7回以上を投げて無失点に抑えたのは昨季開幕から11度目(今季5度目)で、ドジャースのカーショー、マリナーズのヘルナンデスを上回る。「(オ軍は)どこからでも点が取れるし、本塁打も足も使える。凄くいい打線相手に自信になる」と黒田。白星は逃しても、新たな手応えを手にした88球だった。

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2013年7月9日のニュース