浅村「今はそんなこと考えたら駄目」 57打点は中田抜きリーグトップ

[ 2013年7月8日 06:00 ]

<西・ロ>2回2死満塁、走者一掃三塁打を放ち、滑り込む浅村

パ・リーグ 西武11-2ロッテ

(7月7日 西武D)
 大阪桐蔭の先輩を超えた。西武・浅村が2安打4打点で57打点とし、同じ4番打者を務める日本ハム・中田を抜いて堂々のリーグトップに立った。

 「前の打者がつないでくれたので還すしかないと思っていた。57打点?今はそんなこと考えたら駄目。必死にやります」。2回2死満塁から走者一掃の中越え適時三塁打を放つと、3回にも中前適時打。自己最多タイの4打点を挙げ、13安打11得点の大勝に貢献した。それでも「4番の居心地は良くありません!」。このセリフ、今や西武ドームのお立ち台名物だ。

 ケガの功名だ。6月21日オリックス戦(西武ドーム)で左肩に違和感を覚えた。大きいフォロースルーがとれずに苦しんだが「負担がないようにやっていたら肩が開かないようになった。ケガしてちょっと良かったかも」という。左肩の開きを抑えることを意識し、中堅から逆方向への強い打球につながっている。打点は5試合連続で計12と5連勝のチームを引っ張る。2位・ロッテに1ゲーム差と迫った渡辺監督は「乗りに乗っている感じ」とに目を細めた。

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2013年7月8日のニュース