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大谷 初球打ち名人!満塁一掃二塁打、打点挙げた6打席中5度がカウント0―0

<日・オ>3回2死満塁、左中間に適時二塁打を放つ大谷

パ・リーグ 日本ハム6-1オリックス

(7月7日 札幌D)
 日本ハムの「二刀流」ルーキー・大谷翔平投手(19)が7日、オリックス戦の3回2死満塁から初球を叩き、走者一掃の左中間二塁打を放った。「7番・右翼」で野手として7試合ぶりに先発し、2回の満塁機では凡退したが、次打席で結果を残した。1試合3打点は自己最多で、守備でも今季2度目の補殺を記録する強肩を披露。負ければ再び借金生活に転落する危機を救い、チームを4位に押し上げた。

 リベンジの場面はすぐに巡ってきた。1―0で迎えた3回2死満塁。大谷は初球から振ると決めていた。西の初球、143キロ直球を叩いた。

 「2死から満塁までつないでくれた。ここを取らないとチャンスはないと思い、何とか1点でもと思いました」。打球は左中間を破る走者一掃の二塁打。プロ初本塁打こそ放っていないが、自己最多の1試合3打点で勝利に貢献した。

 6月29日西武戦(札幌ドーム)以来、野手として7試合ぶりに先発出場した。第1打席は2回無死満塁。1ボールから2球目のスライダーを捉えた強いゴロが一塁手の正面を突いた。悔しさを糧とした。スコアラーのデータも頭に入れ、西の配球を読んだ。

 「スライダーにタイミングが合っていたので直球で来る」。自らの投手心理も決断に一役買った。「満塁だし、ストライク先行。ピンチの方がストライクを取りにくる」と。狙い通りに初球を仕留めた。初球打ちは打率・500のハイアベレージだ。今季25安打のうち13本目の二塁打。大谷が尊敬する同じ左打者で、歴代6位の421本の二塁打を記録する稲葉は「逆方向にあんな打球は打てないし、うらやましい部分がある。最終的には僕の二塁打も抜かれてしまうのでは」と話す。

 守備でも強肩を披露。6回無死一塁からT―岡田の右前打を処理すると、三塁へツーバウンド送球でバルディリスを刺した。今季2度目の補殺。それでも「もっと捕ってすぐ投げる場合はどうなるか分からないので、練習から意識したい」と冷静だった。そんな落ち着きぶりとは裏腹に、グラウンドを離れれば、とぼけた姿も見せる。19歳の誕生日だった5日、福岡から札幌への移動試合で、ナインは午前中の飛行機で移動。しかし搭乗時間ギリギリになっても大谷の姿がない。この日は日本航空機での移動だったが、勘違いして全日空機の札幌行きの搭乗口で待っていた。異変に気付き、チームスタッフへ電話し「あれー、違ったんですね」と笑顔で現れ、無事に機内に乗り込んだ。「遅刻魔」として知られた元巨人の松井秀喜氏をほうふつさせるマイペースぶりだった。

 七夕のこの日、「優勝することに貢献できれば」と願った。花巻東時代の昨年7月7日は岩手県大会の開会式が行われたが、甲子園出場という目標をかなえることはできなかった。あれから1年。19歳の初ヒットはリーグ連覇に向かう日本ハムにとって、価値ある一打だった。

 ▼日本ハム・中田 左中間の打球は力強いし、19歳の打球じゃない。

 ≪満塁では初安打≫大谷(日)が3回2死満塁から3点適時二塁打。満塁ではこの日2回の第1打席まで3打席無安打、1打点だったが、初の安打が飛び出した。また、1試合、1打席での複数打点はともに初めてで、打点を挙げた6打席を見ると、5打席がカウント0―0の初球打ち。同カウントでの通算成績は14打数7安打の打率・500と、積極打法で結果を出している。なお、二塁打はパ14位タイの13本目。2リーグ制以降、高卒新人の最多二塁打は55年榎本(毎日)の24本だが、チームでは東映時代の59年張本(18本)に次ぎ、54年毒島に並ぶ2位タイになった。

 【昨年7月7日の大谷】昨年7月7日は花巻東のエースとして、岩手大会の開会式に出席。11年夏、12年春に続く3季連続の甲子園出場に向け「テンポ良く投げたい」と意気込んだ。準決勝・一関学院戦で高校生史上初となる160キロを計測するなど、決勝まで進んだ。しかし、盛岡大付との決勝で3ランを被弾するなど3―5で敗れ、最後の夏は岩手で終わった。

[ 2013年7月8日 06:00 ]

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