則本“投げ直し”勝ち 前夜初回KOから連投初中継ぎ

[ 2013年7月7日 06:00 ]

<ソ・楽>7勝目を上げた則本を出迎える星野監督

パ・リーグ 楽天8-4ソフトバンク

(7月6日 ヤフオクD)
 屈辱のKOからわずか21時間後。楽天の則本は観衆のどよめきを浴びながらマウンドに向かった。プロ初の中継ぎ登板で、まさに汚名を返上。前日に黒星を喫したソフトバンク打線から今度は白星をもぎ取った。

 「きのうはコースを狙いすぎたので、きょうは腕を振ろうと思っていた。勝ててよかったです」

 今季は新人ながら開幕投手を務めるなどローテーションを守ってきたが、前日の同戦はプロ最短となる1回5安打4失点。試合開始直後の午後6時30分には降板した。一夜明けて福岡市内のチーム宿舎で、佐藤投手コーチから「ブルペン待機」の指令を受けた。この日は午後2時開始のデーゲーム。戸村の乱調もあり、同3時30分に、2番手でマウンドに上がった。

 結果は3回1/3を2安打無失点。右腕を強く振る本来の投球が復活したことで、右打者の踏み込みを甘くさせた。5回に3球三振した松田は「きのうのイメージでいったら、全然違った。切れが良かった」と脱帽した。6月6日以来、実に1カ月ぶりとなる7勝目。星野監督は則本について「きのうは投げたっけ?俺の記憶にはないぞ」と最初はおどけながらも「(投球に)粘りが出た」と目を細めた。

 尊敬する先輩たちの「心遣い」にも応えたかった。意気消沈してチーム宿舎に戻った前夜、田中、小山伸、嶋の3人から食事に誘われた。「先輩方には“切り替えろ”と言われ、気持ち的に吹っ切れた。感謝しています」。リベンジだけではない。感謝の白星でもあった。

 嫌なイメージはすぐに払しょくさせたい、という首脳陣の粋な計らいで、ドラフト2位の22歳が1日で自信を取り戻した。

 ▼楽天佐藤投手コーチ(則本について)きのうも調子は悪くなかった。こういう勝ち方もあるということだね。

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